攻略 −始めに飛行場を取るのがカギ−
 ゲーム開始早々は枢軸軍の方が有利である。枢軸軍側の揚陸艇先発隊の枢軸軍兵器出没エリアから沿岸防衛地点までの距離と、連合軍側の揚陸艇先発隊の連合軍兵器出没エリアから飛行場までの距離なら枢軸軍兵器出没エリアから沿岸防衛地点までの距離の方が若干近い。連合軍の飛行機が沿岸防衛地点に到達する頃には既に枢軸軍の揚陸艇先発隊は上陸していたりするが、逆に枢軸軍の飛行機が飛行場に到達しても連合軍の揚陸艇先発隊はまだ影さえも見えなかったりする。また、連合軍の揚陸艇先発隊は飛行場に陸上してもそこから旗までずいぶん距離があり更に移動に時間がかかる。それだけに初っ端から枢軸軍が飛行場と沿岸防衛地点の2つの陣地を取るケースはよくある。連合軍にとって飛行場を取られると後の戦闘で非常に苦戦を強いられることになる。逆に先に飛行場を取ってしまえば、有利な展開に持っていける。沿岸防衛地点より飛行場を持ってる方が有利なのだ。「MIDWAY」はまさに「飛行場陣取り合戦」だ。


ゲーム開始直後、連合軍の飛行機が沿岸防衛地点上空に到着した頃には既に枢軸軍の揚陸艇先発隊は
到着して旗のふもとまで来ている。

攻略 For 枢軸軍 「初っ端から2つの陣地を取れ!」
 枢軸軍にとって沿岸防衛地点は取って当たり前、本命は飛行場である。
2人乗り飛行機はストレートに飛行場に向かう。そして後ろに乗ってる人がいれば飛行場で降りてもらう。(沿岸防衛地点上空「待てー待てー」、飛行場上空「旗を取りに行けー脱出せよ」)その後、飛行機には2つのターゲットがある。一つは敵機から飛行場の旗に降りた歩兵。もう一つは飛行場に向かってくる揚陸艇。基本的に敵機は無視していい(向かってくれば応戦せず飛行場の旗の上で飛行機を乗り捨てて旗を取りに行った方がいい)、揚陸艇を破壊した方が効率的なのだ。
揚陸艇から沿岸防衛地点に上陸した歩兵はできるだけ他の歩兵と距離を置きバラつく。まとまっていて敵機の爆弾で全滅しては大ダメージだ。沿岸防衛地点が枢軸軍のものに変わった時点で陸上戦になっている。たとえ飛行場が枢軸軍のものになっていたとしても、歩兵は一部だけを残して飛行場に応援に行かなければならない。ちなみに、敵機は装甲車を狙ってくるが、飛行場に向かうバラついた歩兵を一掃するのは非常に困難である。


攻略 For 連合軍 「飛行場は必ず取れ!そして死守せよ!」
 冒頭で述べた通り、ゲーム開始直後は連合軍の方が不利である。連合軍の揚陸艇先発隊が飛行場の旗の下に着く頃には既に沿岸防衛地点から枢軸軍の戦車が陣取ってる可能性がある。よって、真っ先に島に到達する飛行機は重要な任務を負っている。2人乗り飛行機の後部座席に乗っている者は必ず飛行場の旗を取りに行かなければならない。誰も乗ってない場合は飛行機を捨ててでも旗を取りに行く。ただし、両軍の飛行機が兵器出没エリアから直線状に飛行した場合、両機がすれ違うのはちょうど飛行場の上空である。落下したパイロットはすぐに医療建物に隠れなければ狙い撃ちされる可能性がある。また、もう1機にも重要な任務がある。枢軸軍が沿岸防衛地点を取ると戦車と兵士輸送装甲車が出没するが、この2台を破壊しなければならない。装甲車に乗った枢軸軍は必ず飛行場に向かってくる。連合軍は飛行場を死守しなければならないのだ。

上級テクニック
 連合軍の飛行機が枢軸軍の沿岸防衛地点上陸前に揚陸艇先発隊を破壊しようとしても、既に敵兵が上陸してバラついてたりする。そんな時、枢軸軍が沿岸防衛地点の旗を変えたと同時に出没した戦車を破壊せずに飛行機を乗り捨て奪うという方法がある。この奪った戦車をどうするか?方法は2つある。一つ目は戦車を飛行場に持ち帰る。しかし持ち帰っても味方がまだ対空砲に着いていない可能性があり、敵機に爆破される可能性がある。しかしながら飛行場の旗が自軍のものになってない場合は非常に有効な手段だ。2つ目はそのまま沿岸防衛地点の旗を取りに行くという方法。白旗にして時間稼ぎをしただけでも敵兵は出没してこない、非常に有効である。それに敵の揚陸艇先発隊に対戦車兵が存在する可能性は低い。運が良ければ味方の飛行機が海側の戦車の死角に対して、また、敵機に対して援護射撃をしてくれて沿岸防衛地点の旗を連合軍のものに変えれる可能性がある。

攻略 For 両軍

島の陣地を取り返すための戦艦、駆逐艦ベストポジション
図1
*艦の向きはケースバイケース


 飛行機にとって、敵揚陸艇はおいしいエサである。島に向かってくる敵揚陸艇を破壊することは戦略上非常に有効な上、ハイスコアを稼げるからだ。また、揚陸艇には背後や真横から襲われれば抵抗する術がない。
 それだけに、敵機は戦艦と揚陸艇の2つのターゲットがあった場合、まず揚陸艇を狙ってきたりする。島の陣地を取り返すには、揚陸艇を送り出す戦艦などはできるだけ艦体を陸地に寄せ、揚陸艇の上陸までの距離を短くし敵機に襲われる可能性を下げることが重要なのである(*座礁に注意)。

@飛行場を取り返す
 飛行場を取り返すには図1の@に戦艦を置くのがベストだ。1回に5発発射される砲台の威力は絶大である。格納庫から出陣する敵機や旗周辺にまとわりついている装甲車などの敵陸上部隊を一掃できる。また、戦艦には対空砲が備わっている。飛行機にとって対空砲は天敵、下手に近づくと大きなダメージを負うため、敵機は戦艦とその周辺の揚陸艇には近づきにくい。よって、@の戦艦から出陣する揚陸艇を迎え撃とうとするのは敵歩兵だったりするが、戦艦からは陸地で迎え撃とうとする敵歩兵の姿を視認することができるため、先に述べたように敵の陸上部隊を一掃することができるのだ。

A沿岸防衛地点を取り返す
 戦艦の方がベストだが、沿岸防衛地点は駆逐艦が取りに行く展開がよく見られるので駆逐艦での攻略法。
冒頭でも述べたができるだけ艦体を陸地に寄せる。 ターゲットは陸上の砲台と敵歩兵、いづれも視認できる(海側の反対側の陸地は傾斜で死角になるため味方の歩兵を撃たないように注意)。

 また、沿岸防衛地点だけでなく更に飛行場も敵の手に渡ってる場合、揚陸艇は次項の「飛行場を取り返すための揚陸艇ベスト上陸地点」に書いている上陸地点に上陸して飛行場を狙うのも非常に有効な手段である。
 駆逐艦には艦体の両サイドに重機関銃が備わっており敵機に結構大きなダメージを与えることができる。そのため、敵機は駆逐艦の前後から向かってくることが多いのだが、そういう場合、砲台で敵機を撃ち落すのだ。バズーカ砲に比べると撃墜できる確率は格段に高い、砲弾が敵機にかすっただけでも撃墜できたりする。また、油断して水平に向かってくる飛行機が多い。

・艦を倒しに来るのは艦
 また、上記で述べた飛行場と沿岸防衛地点のどちらの展開においても、敵歩兵は必ず海軍に支援を要請している。敵艦が向かってくるのは時間の問題である。自分が別の駆逐艦や潜水艦に乗ってるなら、味方の艦の周辺で警護または陸地への援護射撃をする。


飛行場を取り返すための揚陸艇ベスト上陸地点
 ベスト上陸地点は図2の通りである。たとえ、沿岸防衛地点を敵に取られていて歩兵の銃撃にあったとしても大したダメージを受けずにこの上陸地点までたどり着ける。上陸後、丘の向こう側の旗が設置してある医療建物にできるだけ敵に見つからないよう向かう。丘で敵の歩兵が待ち伏せしてることはほとんどないが、医療建物の中でばったり出くわすことはあるので要注意。
図2


空母はどうする?
 このマップで勝利するには飛行機の存在が必要不可欠なため、空母は天敵の敵艦に発見されないのが原則だ。できるだけマップのスミに置いておくべきで、更にポイント・ラック、ポイント・チャーリーが近ければベスト。
  たまに、島の陣地を取られている上に兵器出没地点で敵艦に居座られSPAWN気味になり(艦が出没したと同時に攻撃される)、自軍の艦もなくて出撃できないという事態になることがある。空母を隠しておけば、こういう事態を避けることができる。
図3
 
 
潜水艦はどうする?
 潜水艦は「敵艦を撃沈させる」「ポイント・ラック、ポイント・チャーリーを取る」という2つの重要任務を負っている。が、あくまでも「敵艦に気付かれずに」が原則なので海軍の支援要請があっても無理せずマターリ向かっていくのがいいだろう。ちなみに、潜水して移動しようとすると水の抵抗がある分速度は遅くなる。

ミッドウェイ島沖海戦
期間 1942年6月5日〜1942年6月6日
戦地 ミッドウェイ島沖
対戦国 日本 アメリカ
兵力    
戦死・不明者 約3,057人 約362人
兵器 空母(赤城、加賀、飛竜、蒼竜)
戦艦2
重巡2
軽巡1
駆逐艦12
飛行機(約320機)
空母(エンタープライズ、ヨークタウン、ホーネット)
重巡7
軽巡1
駆逐艦7
飛行機

大破 空母(赤城、加賀、飛竜、蒼竜)
飛行機(零式艦上戦闘機、九七式艦上攻撃機 九九式、艦上爆撃機)
空母(ヨークタウン)
飛行機(TDFアベンジャー、B26マローダー爆撃機他)


結果 日本軍の敗北。有利と考えられた日本軍が空母4隻と多くの戦闘機、上級パイロットを失う。この大敗を境に日本軍はその後の戦いで苦境に立たされることになる。敗因はアメリカ側に情報が漏れていたこと、日本軍が「ミッドウェー島占領と米機動部隊の補足撃滅」と2つの重要任務を負ったこと、「連戦連勝」「無敵無敗」・・これまでの快勝で日本軍側が慢心になり士気が薄れていたためなどと言われる。